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古典部系列小說終於出了第六冊!
看了目錄後發現いまさら翼といわれても是由過去曾刊載在雜誌上的六篇短篇集結而成的。

這些雜誌現在感覺都挺難入手的,真感謝能收錄成冊。
這邊記錄一下之前官網上的特別企劃:「米澤穂信の一問一答!」

官網:http://shoten.kadokawa.co.jp/sp/201202-04/
 

覺得之中有一些有趣的問答~

以下挑了幾個自己有興趣的翻譯,沒想到有人問奉太郎穿的白色大衣的由來,也有人問折木姐弟名字的由來,情報GET!

 


【Q1】短編集『いまさら翼といわれても』では、かなり昔に書かれた短編まで収録されるようですが、それに関してなにか大変だったことなどあったのでしょうか。(小雪さん)

米澤さん:自分でも意外だったのですが、書いた時期が離れているために苦慮したことはありませんでした。短篇集を編むにあたり、季節感の調整を施したぐらいです。


 


【Q2】古典部シリーズの新作、とても楽しみです!早速ですが質問です。
米澤先生は古典部シリーズで、基本折木目線で物語を書いていますが、『クドリャフカの順番』の時のように、部員4人それぞれの目線で書き分ける際、折木ならスペード、里志はクローバー、千反田はハートで、摩耶花はダイヤ、といったようにマークで分けてらっしゃいますね。これは米澤先生が物語の人物へのイメージで当てはめていると思うのですが、米澤先生はこのトランプの4つのマークにそれぞれどのようなイメージを持っているのでしょうか? 私、気になります!(Wチーズバービーさん)

米澤さん:スペードはまさに切り札です。ふつうは最強のスートですし、スペードのエースだけ特別な図柄で描かれたりもしますね。 クラブは棍棒が元だけに、切れ味はなくとも様々な用途に用いることができる汎用性を感じます。 ハートは聖職者を連想させるスートですから、現実よりも理想を、妥協よりも祈りをイメージします。 ダイヤは世間を思わせます。苦しいこともきたないことも、生のよろこびもその中にある、といった感じです。

 筆記:

古典部系列中,基本是以折木的視角寫故事,而在《庫特利亞芙卡的順序》中,區分4個人的視角時,折木是以黑桃、里志是以梅花、千反田是以紅心、摩耶花是以方塊的標誌來區分。

答:黑桃是確實的王牌,一般是最強的,黑桃A有時還會畫有特別的圖案;梅花的原型為棍棒狀,棍棒雖不尖銳但有各式各樣的用途,能適用在很多地方;紅心聯想到聖職者,比起現實與妥協,更尋求理想與願望;方塊讓人想到世間,難受的事、骯髒的事與喜悅都存在於其中。

(覺得老師以四種花色印象代表幾個角色還滿具象的w) 

 

 


【Q3】〈古典部〉シリーズでは料理描写が多く見受けられますが、米澤先生は料理をする際や、食事をする際に「これだけは譲れないこだわり」はありますか? もしあれば教えてください。(煮えるさん)

米澤さん:まわりの迷惑にならなければ、おいしく食べるのが一番だと思います。料理をするときは、きゃべつは三十秒以上炒めないようにしています。



【Q5】言葉遣いが丁寧な千反田さんですが、家で鉄吾さんや家族のことをどう呼んでいるのでしょうか。 「お父さん」 ? それとも「お父さま」 ?(あまえびさん)

米澤さん:千反田は言葉遣いが丁寧ですが、丁寧すぎる物言いはあまりせず、たとえば基本的に、ふだんから「言う」を「申し上げる」とは言いません。それに照らすと、「お父さん」ぐらいが妥当ではないかと思います。

筆記:

問:千反田在家是如何稱父親的呢?答:「お父さん」

 


【Q9】古典部シリーズは「日常ミステリ」ですね。どう思い付くのですか?(ねじまき鳥さん)

米澤さん:「日常の謎」といいますが、これもミステリの一種です。ミステリへの理解というか、自分の中に蓄積しているミステリの経験が、やはり一番の基本になると思います。フーダニットなのか、ハウダニットなのか、密室ものなのか、暗号ものなのか、倒叙なのか、叙述トリックなのか……。そしてもう一つは、当然のことではありますが、毎日の中でアンテナを高く上げることです。一時間も散歩すれば、実際に小説になるかどうかはさて置き、不思議なことの三つや四つは見つかるものです。

筆記:

問:古典部系列是「日常的mistery」對吧。這是如何想出的呢?

答:所謂的「日常的謎」也是mistery的一種。老師對mistery的理解:累積的相關經驗會成為mistery的根基,另一點是每日增加各種情報,散步一小時,先不提是否能用進小說中,但都能發現三四件不可思議的事。

(有同感~日常中無解的小謎真的挺多的。)

 


【Q10】アニメ「氷菓」では高山市でロケハンが行われましたが、先生が小説を執筆する際にも高山市をイメージされていたのでしょうか。その場合、あえて「高山市」とは変えた設定はありますか。(akiraさん)

米澤さん:ある程度は高山市を想定していましたが、最初、土地鑑があってイメージしやすかったからという以上の意味はありませんでした。その後、「遠まわりする雛」や「連峰は晴れているか」など、土着性のある話を書けたのは、知っている場所を舞台にしたからだと思っています。
高山市を書こうと思ったわけではないので異なる点は多々ありますが、そのどれも、敢えて変えたわけではありません。



【Q12】米澤さんはメガネ派ですか? コンタクトレンズ派ですか?(ざるそばさん)

米澤さん:メガネです。仕事が深夜に及ぶことも多いのですが、メガネだと少しはクマをごまかせますしね。



【Q14】人生を変えた本、映画など教えてください!(まっきーさん)

米澤さん:小説はやはり『六の宮の姫君』(北村薫/創元推理文庫)ということになるかと思います。城の石垣の上で、まだすこし冷たい春風に吹かれながら読みました。映画は……なんでしょう。記憶に残るもっとも古い映画は『キングコング2』で、最後がかなしくて泣きじゃくったように思いますが、それに人生を変えられたというと当たらないかなと思います。



【Q15】奉太郎はえるのこと好きですか? 好きですよね?(かーちゃんさん)

米澤さん:さあどうでしょうね……?

筆記:

問:奉太郎喜歡愛瑠嗎?是喜歡的對吧?答:撒是怎樣呢...?

(我同樣想問的問題www但果然得不到正面答案...)




【Q16】供恵、える、摩耶花、女帝……と強い女性ばかり登場する印象が強いです。これは作者の実体験が反映されているんでしょうか?(ふうこさん)

米澤さん:彼女たちについて、実体験から何かを反映させたことはありません。それに私自身は、彼女たちが強いとも、あんまり思っていないのです。




【Q17】趣味でよく登山に出かけるので、「連峰は晴れているか」がお気に入りのエピソードのひとつです。米澤先生ご自身は登山はされますでしょうか?(mko45)

米澤さん:登山というほどのことはしないです。名のあるところだと焼岳や西穂高(これは途中で引き返したような記憶があります)、瑞牆山ぐらいです。それもずいぶん前の話で、このあいだは岐阜の金華山で息を切らしてしまい、さすがに悄然としました。



【Q18】古典部シリーズでは、ミステリによくあるホームズ・ワトソン形式ではなく、多探偵方式(『黒後家蜘蛛の会』や『毒入りチョコレート事件』のような)を取る傾向があるように思うのですが、なにか意図、こだわりのようなものがあるのでしょうか?(ピクリン酸さん)

米澤さん:折木が一人で謎に立ち向かえる名探偵ではないからです。彼の知識や直感には限界があり、解決に至るには誰かの(多くの場合は古典部の他の面々の)助けを必要としますし、なにより彼は職業的な動機で謎を解いているわけではないので、他者との関係性の中で「なぜ自分が解くのか」をその都度見出さなければならないのです。



【Q19】奉太郎は冬になると白のトレンチコートを着ていますよね。高校生で白のトレンチコートを着て学校に行くというのはなかなかないように思いますが、持ち物にあれを設定した理由はあったりするのでしょうか?(小雪さん)

米澤さん:白というのは折木の語彙力に限界があるからで、実際には少し黄色みがかったオフホワイトから薄いベージュぐらいの色合いのものだと考えています。そのぐらいなら、まあ、夜歩くのにも目立って交通安全に役立つかな、と。私がそういうものを着ていたので折木にも着せただけで、特に深謀遠慮はありません。

筆記:

問:奉太郎在冬天時穿的是白色腰帶式大衣,我覺得高中生似乎不太會這樣穿,這樣的設定有什麼理由嗎?

答:說是白色,是因為折木的詞彙量有限,實際是差不多帶點淺黃的灰白色到淺米色的色調。這樣的顏色在夜裡走路時很顯眼、有利於交通安全吧。我是穿著這樣的衣服的,所以也讓折木穿了,沒有什麼特別的考量。

(裡頭最有趣的問答www)




【Q22】
・ずばり古典部シリーズは、米澤先生の送りたかった青春時代なのでしょうか?(ノーフォーク神楽さん)
・古典部シリーズは日常の謎と青春の苦悩が描かれていますが、米澤穂信さんはどの様な青春時代を過ごされたのでしょうか?(恋雨さん)

米澤さん:いいえ。私は部活動で全国大会に行きたかったのです。

筆記:

問:古典部系列是米澤老師曾有過的青春時代嗎?老師的青春時代是怎樣度過的呢?

答:不是。我在社團中想去全國大賽。

(竟然是全國大賽www和目前的古典部活動大大相反啊www不知道老師參加了什麼社團)




【Q23】沢木口先輩は今後出る予定はないんでしょうか?(神山高校クイズ研究会OBさん)
米澤さん:受験生なので忙しそうですが、それでも出て来そうですね。



【Q24】登場人物のモデルはありますか?(ぽんさん)
米澤さん:いいえ、ありません。

筆記:

問:等場人物有原型嗎?答:沒有。




【Q25】古典部シリーズは完結するまで書いていただけますか?(かちゃんさん)
米澤さん:はい、そのつもりです。

筆記:

問:會寫完古典部系列嗎?答:是的,是這樣打算的。

(至少老師保證了不坑(笑)




【Q26】古典部シリーズ最終話の構想はありますか?(アクエリさん)
米澤さん:はい。どういうものかは、残念ですが申し上げられません。

筆記:

問:古典部系列的最終話已經有構想了嗎?答:是的,但不能說。

(呃...不知道幾時能看到最終話qq)




【Q27】米澤作品には、よく藤子・F・不二雄関連のワードが登場するような気がするのですが、ひょっとしてお好きなんですか?(エビフラットさん)

米澤さん:アンキパンとかでしょうか。はい、よく読んでいました。全集のおかげでSF短篇や「TPぼん」が揃えられて、嬉しく思っています。



【Q28】天文部がTRPGをしている描写がありますが、先生はTRPGの経験はありますか?(雪月花さん)

米澤さん:はい、あります。エルリック・サーガを読んでいたので最初に触れたのは「ストームブリンガー」でしたが、初心者が手を出すにはちょっと難しいルールでした。「シャドウラン」や「メックウォリアー」、それに「ソードワールド」もやっていましたが、「D&D」にはついぞ触れる機会がなかったのが残念です。

 

 

 

 

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